乱鴉の島

乱鴉の島 (新潮文庫)

乱鴉の島 (新潮文庫)

読んだような気がしていたけど読んでなかった。
久しぶりの火村助教授の長編。(久しぶりなのはワタシが読んだのは、という意。最近の出版状況は知らないー。)
入りがイマイチ好きじゃなかったので(下宿のおばあちゃんのくだりは好きだけど、島に行くまでの流れね)、うーん?と思っていたし、闖入者の登場の仕方やケータイにもうーん?と思っていたのですが、途中からはいつも通り息つく間もなく読みきりました。最後まで。
キーワードとなるクロ(略)のあたりの推理とかエピソードがイマイチですが、助教授が暗くなかったのが読みやすさの一因か。
短編もいいですけど、長編の方が好きかもなーと思ったりしました。