真昼なのに昏い部屋

真昼なのに昏い部屋

真昼なのに昏い部屋

文体が「でした」「ました」なので若干違和感があるけど、面白い試みだと思う。児童文学と言われていたもの(実際には「どこが?」て感じなものも多かったけど)の流れでしょうか。
そのとき同時に相手は何をしていたか、という視点も好きな点。
話の内容は、まあまた不倫話で、相変わらずの悪びれなさと発想の展開っぷり&開き直りっぷりが気持ち悪かったりするところまでいつも通り。
ブランチで恋愛小説の最高峰的に絶賛されていたけれども、そこまでではないと思う次第。
最後の最後に人間の普遍というか、人は変われないよ結局、という視点をちょっと感じたり。
2時間かからずにあっさり読めるので、ちょっと時間が空いてしまったときなどにさらっと読むのにはオススメです。